NEXT WEEKEND DATE

ゆっくり長い休みは取れないけど、海外旅行に行きたい!
そんなときは、週末だけでも十分に楽しめる「台湾」に出かけてみませんか?

コラム「週末台湾のススメ」では、台湾のコーディネーターとしても活躍するフリーアナウンサーの平澤志帆さんに、週末に楽しめる台湾情報を教えていただきます。

我が家の緑化 #green週末」がテーマの今月は、旅行中に訪れたい台湾の緑豊かなスポットをご紹介します。

 

大安森林公園

台湾で人気の観光地「永康街」からも徒歩圏内。
台北市の中心部にあるのが、「大安森林公園」です。

私が台北に滞在する時は、よく大安區(エリア)に宿泊します。
交通の便がよく観光がしやすいことと、何よりこの「大安森林公園」があるのが理由!

すこし早く起きた朝は散歩をしたり、天気のいい日には朝ごはんやドリンクをテイクアウトしてピクニックをしたり、台北の緑を楽しんでいます。

面積は東京ドーム約5.5個分。
公園内には、遊具や台湾の公園ではよく見かける健康器具はもちろんのこと、
イベント広場やサイクリングコース、ジョギングコースにバスケットボールのコートやローラースケート場もあります。

朝は太極拳をする人、昼は砂場や遊具で一緒に遊ぶ親子やランチを食べている人、
夕方はバスケットボールやジョギングを楽しむ人など、
老若男女かかわらず台北に住む人々の日常生活を垣間見ることができます。

また、鳥やリスなどたくさんの野生の生き物にも出会えます。

バイクや車、たくさんの人が行き交う街の喧騒から離れ、自然の中でゆっくり過ごすことができる、まさに都会のオアシス。

ちなみに「大安森林公園」の最寄り駅、MRT(地下鉄)大安森林公園駅は、台北で最も美しいMRTの駅と言われています。

地上1階と地下3階立ての建物は、まるで温室のようなガラス張りが特徴。
季節や時間によって差し込む陽射しが異なる表情を見せてくれます。

地下1階には公園から続くように庭園が作られ、地下2階にはアーチ型の通路から流れる水のカーテンや噴水があります。

光と緑を取り入れ、公園との調和を考えて作られた駅。
ぜひMRTを利用して訪れてみてくださいね。

大安森林公園
【住所】台北市新生南路二段1號

 

林家花園(林本源園邸)

続いてご紹介するのは、国定古蹟「林家花園(林本源園邸)」。

総面積約6054坪(2ヘクタール)。
米屋など商売で財をなした林平候とその息子たちが、1847年から40年以上の歳月をかけて作った邸宅です。

役人や商売仲間の大富豪をもてなし、隠居生活を送るために作られた園内は、当時の優雅な生活を物語っています。
とにかくすごい!

中国大陸から職人と材料を集め、
書籍を置くための建物「汲古書屋」、書斎の「方鑑齋」、
戯曲や演奏などが行われた舞台「開軒一笑」、
花を観賞するためだけの建物「香玉移」、
農作業をする農夫の姿を眺める「觀稼樓」、
お客様をおもてなしする「定靜堂」、
月を観賞する「月波水榭」などの建物に、
まるで詩に詠われるような山や池など自然が人工的に作られています。


1つ1つの建物の装飾はもちろんのこと、園内の壁の飾り窓には縁起がいいとされている、古いお金や花瓶、書籍をはじめ、桃や南瓜、蝶々にコウモリ、竹などのシンボルがたくさん。

ちなみに日本ではあまりシンボルとして目にしないコウモリですが、中国語でコウモリ「蝙蝠(bianfu)」の発音が「福が寄る」という意味の「偏福(pianfu)」の発音が似ていることから幸福の象徴とされています。

壮観な園内を歩いていると、40年もの歳月をかけ、細部までこだわり込められた想いの大きさを感じます。
12月に行ったばかりですが、昔の中国伝統建築が好きなので、またすぐに行きたい場所。

外部から見られないように高い塀と高い木々に覆われた園内は、時間がゆっくり穏やかに流れているので、時間のあるときに行くのがオススメ。

丁寧に整えられた木々や花、カラフルな建物の装飾や長い回廊など、写真撮影が楽しい緑豊かなスポットです。

林家花園(林本源園邸)
【住所】新北市板橋區流芳里西門街9號
【電話】+886-2-2965-3061
【営業時間】9:00-17:00(金曜日は19:00まで)
【定休日】毎月第一月曜日、大晦日、元旦
【入園料金】80元
※園内飲食禁止

 

四草緑色隧道

台湾で8番目の国立公園として指定された「台江国家公園」は、総面積4905ヘクタールにも及ぶ大規模な湿地で形成されています。

海と陸の境界にあたる潮間帯に生息する生物やマングローブ、牡蠣の養殖や定置網、塩田など、熱帯の湿地の独特な生態を感じることができる、台南の人気の観光地です。

今回紹介したいのが「台江国家公園」の中にある、四草で体験できる川下り「四草綠色隧道」。

川の両側から伸びたマングローブが空中で交差してできた、緑のトンネルの中をクルージングすることできます。

船に覆いかぶさるようなマングローブの迫力。
そして川面に映るはマングローブの緑。
その緑が木々の合間から差し込む光の加減で色合いを変え、自然が作り出す幻想的な美しさに心が癒されます。

また鳥のさえずりや風の音、緑や土の匂いなど五感が研ぎ澄まされるのを感じます。

緑のトンネルは、川下りのために作られた自然ではなく、長い時間をかけて自然が作った景観芸術!

自然の豊かさから台湾版のアマゾンと称されています。


photo by 夏俊雄

南国のイメージのある台湾ですが、北回帰線が通っているので、北部が亜熱帯気候、南部は熱帯気候と気候が異なるので、育つ植物も異なります。
熱帯気候の南部の豊かな自然をクルージングしながら楽しんで!

ちなみに週末は、乗船をするのに2.3時間待つことも。
なるべくはやい時間に行くことをオススメします。

また、船の一番前、もしくは一番後ろに座ると、綺麗に緑のトンネルを見ることができますよ。

四草緑色隧道
【住所】安南區大眾路360號
【電話】+886-6-284-1610
【営業時間】
チケット売り場:
夏季 8:30-17:30
冬季 8:00-4:30
乗船可能時間:
平日 10:00-14:00
土日祝日 8:30-16:30
【料金】
大人 200元
子供(7-12歳)100元
幼児(6歳以下)30元

 

台湾でMRT(地下鉄)に乗るときの注意

台北の移動で便利なMRT(地下鉄)。
利用する時に気をつけないといけないことがあります。
それは「飲食禁止」電車の中だけでなく、改札口から禁止です。飴やガムもダメ。

日本と同じ感覚で、電車の待ち時間にペットボトルで飲み物を飲もうとして、声をかけられた!ということもよく聞きます。

ただ、日本では電車の中での通話は禁止ですが、台湾は小さい声だったら大丈夫です。