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“いま、女性たちが本当に体感したい、
冬の北海道の魅力とは?”

そんな問いから始まった、
Weekender編集部での「旅のしおりコンテスト」。

▷企画の裏側はこちらから

たくさんの応募の中から、たった一案 選ばれたのは
奈良県在住の紗規さん(@913saki)考案のツアー。

今まで北海道に4回足を運んでいる彼女が、
まだ訪れたことがないという“函館”を舞台に
気の置けない友人 詩織さん(@shiori_26__ )と共に
ローカルの魅力を満喫する3日間のプランです。



紗規さん直筆の旅のしおり。

函館は、広い広い北海道の南部に位置する港町。

美しい夜景、新鮮な海の幸、伝統的な街並み…
その魅力に、年間約500万人が訪れる観光都市です。

そんな函館で、野心たっぷりの彼女が友人と共に過ごしたのは
『暮らすように旅をして、“好き”を見つける』3日間。

「日々、大切にしていること」と
「そこでしかできないこと」を掛け合わせて
紗規さんが叶えた5つのWishlistとともに、
冬の函館旅の魅力をたっぷりお届けします。

1つめのWISHLIST は「旅の中でも自分たちのルーティーンを取り入れたい」

初めて訪れる地、函館。

やりたいこと、行きたい場所、
いくらだって溢れてくるけれど
限りある3日間を自分たちらしく楽しむために
2人が大切にしたことが「ルーティーン」。

好きな花を好きに飾って、お気に入りのキャンドルで癒される。

そんないつもの習慣を、
現地で手に入れたもので同じように実践してみるなんて
大人になったからこそできる
旅の楽しみかたかもしれません。

毎日にお花を欠かさない2人は、
道中出会った花屋さん「グリーンピース」で
春のお花を集めて季節を先取り。

花器は宿泊先のホテルにあったグラスなどを使用しました。

キャンドルはお気に入りのものを持参して並べたら
初めての場所のはずなのに、いつもの暮らしの延長のような ゆったりとした時間に。

観光地に訪れると、
どうしても行きたいところがたくさんで
スケジュールを隙間なく埋めてしまいがちですが
ちょっと大人なオーベルジュでとことんおこもりを楽しむのも
ルーティーンを大切にしたい2人にはぴったりだったよう。

今回宿泊したのは、函館市内から車で40分ほどの
大沼エリアにある「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」。

「エプイ」はアイヌ語で
”樹々の花や実”を意味するのだそうで
宿舎も「Herb」と「Berry」をコンセプトにした2棟に分かれています。

2人のお部屋は、Herb棟の「Basil」。
この遊び心、憎い…!

グリーンピース
北海道函館市旭町9-3
Tel:0138-26-2625

大沼鶴雅オーベルジュエプイ
北海道亀田郡七飯町大沼町85-9
Tel:0138-67-2964

2つめのWISHLISTは「宿から冬の北海道、雪化粧した景色を切り取りたい」

冬の北海道の醍醐味と言えば、何といっても雪。

普段住んでいる地域では見ることのできない
壮大な雪景色を眺めながら
道産食材で作られたちょっと贅沢な朝ごはんをいただく、
なんて至福のとき。

宿から一歩外に出ると、
どこもかしこも雪に覆われた白銀の世界!

3日間、どこを訪れても
「今年は雪がすごくて…」と地元の方が口を揃えるほど
例年よりたくさんの雪が降っている函館。

“せっかくなら”の精神で、
ちょっとだけ童心に返って楽しみ尽くしてきました。
(もちろん防寒・雪対策はばっちり!)

遊びのお供は、なんと100余年もの歴史があり
地元の方からも愛されて続けている銘菓「大沼だんご」。

ぷるんとした食感が愛しい うるち米のおだんごは
買ったその日が賞味期限。

インターネットが普及し、
何かと便利な時代ではありますが
自ら足を運び、“ここでしか買えない”を味わえるのも旅の醍醐味です。

沼の家
北海道 亀田郡七飯町大沼町145
Tel:0138-67-2104

大沼国定公園

3つめのWISHLISTは「帰ってからも思い出を。お気に入りの道産器を見つけたい」

「食べることがとにかく大好きなので、
旅に出ると必ずその土地で作られた器を購入して
帰ってからも思い出を楽しんでいる」

という紗規さんが
とっておきの道産器に出会うために訪れたのが「はこだて工芸舎」。

築80年を越える、歴史ある建物の中には
作家さんが手作りした器やカトラリー、
雑貨やアクセサリー等がずらり。

陶芸や手芸、お花にカリグラフィーなど
様々な分野の工芸教室も行われています。

お店の方からそれぞれの特徴やストーリーも伺いながらじっくり悩んだ末、
紗規さんが手に取ったのは函館の作家、堂前守人さんの器。

身近な草花を描くのがその作風だそうで、
蓋の裏側まで草花が描かれているところが決め手だったそう。

「常に目に入るようにメインテーブルに置いておきたいし
ちょっとしたお菓子を入れておいて、
来客があった際にはこの器でおもてなしがしたい」

函館で出会った、函館産の器。

持ち帰ってから紡がれていくストーリーが楽しみです。

はこだて工芸舎
北海道函館市末広町8-8
Tel:0138-22-7706

4つめのWISHLIST 「北海道の景色を眺めながら、道産創作料理に心おどらせたい」

2人の共通のテーマである「食」。

海も山もある函館は、毎回の選択に頭を悩ませてしまうほどグルメの宝庫です。

北海道、函館と聞くと海鮮のイメージが強いかもしれませんが
3日間で2人が訪れたお店では、
地元で採れたお野菜やお肉もたっぷり堪能することができました。

1日目のランチ

函館市内から大沼へ移動する前に立ち寄ったのは
季節に合わせた食材で和洋折衷のお料理がいただける「TACHIKAWA CAFÉ」。

1863年に建造された国指定の重要文化財である、趣深い店内で
猟師でもあるシェフが作る新鮮なジビエ料理に舌鼓!

「エゾ鹿の網焼きステーキ」はクセが全くなく
赤身なのに柔らかい、その味わいには移動疲れも吹き飛びます。

2日目のランチ

大沼の湖畔に佇む「ターブル・ドゥ・リバージュ」。
窓から差し込む光と薪ストーブに心癒されるレストランです。

2人が頼んだのは、地元の大沼牛を使用した「特製ハヤシライス」!
その旨味には、寒さも忘れてしまうほどあたたかい気持ちになれますよ。

今回は一面の雪景色を眺めながらのお食事でしたが
あたたかい季節には深緑と大沼のレイクビューを望めるので
また時期を変えて何度でも訪れたいと思えるお店です。

TACHIKAWA CAFÉ
北海道函館市弁天町15-15
Tel:0138-22-0340

ターブル・ドゥ・リバージュ(Table De Rivage)
北海道亀田郡七飯町字大沼町141
Tel:0138-67-3003

2日目のディナー

函館で過ごす最後の夜に選んだのは
旬の道産食材でバスク料理を提供している「レストラン バスク」。

(バスク料理とは、スペインとフランスの間に位置するバスク地方で発展した料理。)

日本におけるバスク料理の第一人者であり、
函館にバル文化を広めたシェフ自らが
目の前で切り分けてくれた自家製の生ハムは、
なんと2年2ヶ月も熟成されたもの。

目にも楽しいオードブルや、
海の幸・山の幸から選べるメイン料理
そしてみんなで取り分けていただくパエジャなど
心もお腹も満たされるフルコースを堪能しました。

ここでのお食事には、
函館で別行動していたWeekender編集部の小夜子さん(@sayoko_betsey)も合流。

美味しいテーブルを囲みながら、「こんなことがあってね」と
双方が感じた函館をシェアできたのも、いい旅の思い出。

レストラン バスク(RESTAURANTE VASCU)
北海道函館市松陰町1-4
Tel:0138-56-1570

5つめのWISHLISTは、「現地調達した食材で、いつもよりちょっと特別な朝ごはんを作りたい」

「暮らすように旅をする」をテーマにした2人が
こだわったのが、「現地の食材で 朝ごはんを作る」ということ。

行く先々で出会った色々なものを集めて
自分たちなりのテーブルを完成させる、というのは
旅の一つの集大成かもしれません。

最終日、#E朝 を迎えるために
朝食に欠かせないチーズとパンを求めて旅をしてきました。

大沼で出会ったのは、山川牧場の店舗でしか購入できない
ジャージー牛乳100%のモッツァレラチーズ。
見るなり即決で、
2人の中ではもう美味しい朝ごはんが見えていたよう。

「ここでしか買えない」は、いつだって正義ですね。

「だいすきなパンは、食べ比べしたい!」という
紗規さんが選んだのは、
「ヒュッテ」「tombolo」の2店舗。

森の中にひっそりと佇む小さなパン屋さん「ヒュッテ」では
田舎風フランスパン、イチジクのパン、ヘルンヒェンと
自家製のブルーベリージャムを購入。

「寒かったでしょう」とあたたかいごぼう茶を振舞ってくれた
優しい女将さんとの出会いも素敵な思い出に。

市内、函館山の坂の途中に位置する「tombolo」は
自家製の天然酵母と北海道産の小麦・塩・水のみで作った
シンプルで味わい深いパンに出会えるお店。

たくさん悩んで、山ぶどうとくるみのパンをお持ち帰り。

店内には、陶芸家である店主の父のギャラリーも同居していて
作品を眺めながらコーヒーをいただくこともできますよ。

山川牧場自然牛乳
北海道亀田郡七飯町字大沼町628番地
Tel:0138-67-2114

ヒュッテ(Hütte)
北海道亀田郡七飯町仁山461-6
Tel:090-8909-0711

 tombolo
北海道函館市元町30-6
Tel:0138-27-7780

地元のスーパーにも立ち寄って
買い集めた道産食材で、朝ごはん作り。

このWishlistを叶えるために、最終日のホテルは
24時間使用可能なシェアキッチンを備える
函館市内のシェアホテル「HakoBA函館」をセレクト。

基本的なカトラリーや食器類、
調味料が揃っているので気軽に利用でき
あたたかい季節には外のテラスで料理を味わうこともできるそう。

2人がとことん道産にこだわって作った
いつもよりちょっと特別な朝ごはんはこちら。

・いちごのサラダ 北海道産山わさびソースがけ
・とことん道産!北あかり、椎茸、玉ねぎのごろっとスープ
・ジャージー牛乳100%モッツァレラのカプレーゼ
・ヒュッテ、tomboloのパン
・山川牧場の飲むヨーグルト
TAILORED COFFEEのドリップコーヒー

初日に仕入れたお花も、食卓を彩ります。

いつも使っている調味料や
軽い木のスプーンやバターナイフなど、
持ち運びに困らない範囲で 使い慣れたアイテムも備えておくと
旅先でも安心できるポイントに。

HakoBA函館
北海道函館市末広町23-9
Tel:0138-27-5858

 

いかがでしたか。

自分たちなりのテーマを持つことで、初めての函館も
自分たちらしく楽しみつくした2人。

たくさんの雪に囲まれ、冬景色も心ゆくまで堪能したところで
「また違う季節に絶対くる!」と意気込んでいました。

普段から大切にしていることをベースにして旅をしてみると
ガイドブックには載っていない、
その土地の魅力を発見できるだけでなく
旅から帰ったあとの日常まで、
自然と豊かなものになるのかもしれません。

彼女たちのWishlistを参考にしながら
魅力溢れる冬の北海道・函館を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

Photo:Fumiharu Nakajima @bluecolor0411
Weekender:@913saki @shiori_26__

(提供元:北海道観光振興機構)