NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、恋人の直して欲しいところの伝え方について悩む相談者さんからのお悩みです。

ちょっとしたことだからこそ大きな問題にも発展せず、だけどチリも積もれば山となる形式で嫌だなと思う規模の「直してほしいところ」の伝え方で悩んでいます。
わりかし相手のプライドが高いので注意しづらいというのもあるし、そもそも価値観の問題なのかなと思うと自分が傲慢な気がして言えないまま、なんとなく悶々とし続けています。
たまにしか会わない友人なら流せる内容でも、恋人ならちゃんと伝えた方がいいと思うのですが、相手を傷つけることなく、押しつけになることもなく…ってなると難しく、まあいいや我慢すれば、と逃げてしまいます。
萌さんは相手に直してほしいと思うことをどのように伝えますか?
(26歳・女性)

 

いよいよお盆休みですね。
夏休みという響きは、小さな頃から変わらずやっぱり嬉しいものです。
私個人的には、実はこの数日以内に出産を控えているので静かに時を待とうと思います…。

そして改めてお悩み投稿ありがとうございます。

恋人への「直してほしいところ」の伝え方について、内容にもよりますが、私はなるべくその都度伝えられた方が良いと思っています。

どこかのタイミングで(特に喧嘩した時などに)「あなたの、あの部分と、この部分も本当は気になってて…!」なんて、どばーっと伝えてしまうと、この人は内心そんな想いを抱えながら自分と会話していたのか!と、向こうのプライドはもっと傷ついてしまうような気がします。

そして、伝え方ですが「こうした方がいいよ」と、自分があたかも正解のように伝えてしまうのは避けた方が良いかと思います。

そもそも価値観に関して正解などはなく、食事の食べ方や言葉のセレクト、思いやりに関するあれこれなども、向こうが小さい頃から信じてきた価値観があったりすれば、彼にとってはそれが正解なのかもしれません。

だからこそ、それをどちらかの正解のやり方に無理やり変えてしまうのではなく、2人の中でのベストな方法をそこから作る、というのはいかがでしょうか。

そのためにはまず、相手のとった行動や発言に対して、自分がどう感じたかをちゃんと伝えられることが重要だと思います。

たとえば、私の夫は私がちょっとキツい言い方をしてしまったり、コミュニケーションにおける大切な手順をスキップしてしまった時などに、「えー、それ悲しいよ」と本当に悲しい顔で伝えてくれます。

「お前、その言い方はないだろ!」なんて言われたら、「そっちだってこういうことあるじゃん!」と言い合いになってしまうかもしれませんが、悲しい顔をされると「あ、ひどいことしたんだな…」と反省して、次からはもっとこうしよう、と自分の中で改善点が素直に見つかったりもして、「ごめんね。今度からはこういう風に言うね」なんて、その場で2人の中のベストが見つかることもよくあります。

そんな付き合いを長いことしてきているからか、私自身も向こうに直してほしいことや、悲しい時などは正解を押し付けるのではなく、まずは自分がどう感じたかを伝えるようにしています。

そう考えると恋人でなくても、社員に対しても突然怒ったり注意をすることはあまりなく「あの時はなんであぁ言ったの?」と質問をしてから、「あの伝え方だと、ちょっとみんな嫌な気持ちになったかもしれないね」などと、なるべく相手を尊重しながら、それに対してどう感じたかを伝えるようにしています。

直してもらう=正解を提案するのではなく、どう感じたかをちゃんと伝えて、2人の中での「こうしたらいいね」を考えていけるといいですね。

相談者さんと彼が、もっと良い関係になりますように…!

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